Nature小岩さん #7934, 7935, 7936
3冊から4報の紹介でした。

Anu Eskelinen et al.,
植物の多様性に関わる要因について述べられていた。背の高い植物が増えると地表面に届く光が少なくなるので、植物多様性が減るという結果は予想通りであった。肥料が無い土地の方が、植物多様性が大きくなるのは意外であった。議論にもあったが、「植物多様性が大きい=良い」ということに繋がるのか疑問に思った。

Wei Wei et al.,
ヒトのゲノムにおけるミトコンドリア由来のDNAについて述べられていた。ミトコンドリアDNAの核への移行が現在も進行していることを初めて知った。自分のゲノムにはどのくらいミトコンドリア由来のDNAがあるのだろうかと思った。植物はミトコンドリアDNAと葉緑体DNAの核移行があると思うので、植物が比較的大きなゲノムサイズを持っていることと関係があるのではないかと思った。

PNAS 別所さん Vol.119 #45
1冊から3報の紹介でした。

Kayo Nozawa et al.,
H3とH4のみで作られたヒストン8量体の構造決定について述べられていた。通常のヒストンの様にDNAが巻き付くことに驚いた。この異常ヒストンがどのように遺伝子制御に関わっているか気になった(他のDNA結合タンパクの様に遺伝子制御に関わるのか、ヒストンの異常により病気が引き起こされるのか、など)。また、H2AとH2Bのみで作られたヒストン8量体も存在するのか気になった。

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