Nature 小嶋さん #7945, 7950
2冊から6報の紹介でした。

Kachale et al.,
mRNAには通常3つの終止コドンがあり、タンパク質合成が終了する。しかし一部の生物は、tRNAのステムループの塩基が通常の5bpではなく4bpの時、終止コドンの配列からアミノ酸を指定することが分かった。BlastocrithidiaはUAAの配列でグルタミン酸もしくは終止コドンが指定されるが、塩基配列上にUAAがある時にそれら二つがどのように区別されて適切なtRNAが運ばれるのか気になった。

Tintelnot et al.,
微生物由来の3-IAAが膵臓がん治療に有効であることが分かった。インドール酢酸の植物ホルモン以外の役割を新たに知ることができた。

Science 和泉さん Vol.379 #6637
1冊から3報の紹介でした。

Rozzi et al.,
島に住む哺乳類の体の大きさや生存に人類の到来が大きな悪影響を及ぼしていることが分かった。個人的に生物の絶滅は進化の過程で防ぎようがないものだと思っているので、仕方ないと思った。人類もいずれ新たな種の到来により絶滅するのだろうか、それとも疫病で絶滅するのが先だろうか。

PNAS 小岩さん Vol.120 #4,5,6
3冊から3報の紹介でした。

Roffler et al.,
2種が混在したバイオフィルムに両種の捕食者を投与すると、単体ではほとんど捕食される種の生存率が上がることが分かった。捕食においてバイオフィルムの構造的な問題が関わっていることが面白かった。2種を混在させたときに、種に変異などが入らないか少し気になった。

BACK