Nature 金吾さん vol. 620 #7974,7975, vol. 621 #7977,7978
M Bassetto et al.,
渡り鳥で見つかっていた光刺激を利用しての地磁気感知機構がショウジョウバエにも存在するかどうか調べたという論文で、結果としては存在しなかったという内容でした。その他の生物種、例えば回遊魚などではどうなっているのか気になりました。

Angela Busse et al.,
流体の輸送する際に起きてしまう乱流に関しての論文で、一定の輸送や一定間隔の拍動では乱流が発生してしまうが、心臓の拍動のように途中に休止期間がある拍動では乱流の発生を抑制することができたという内容でした。例えば、不整脈の患者の拍動を再現して実験すると乱流が起きやすかったりするのか気になりました。

Science 成田さん vol. 381 #6661-6663
Franziska Schrodt et al.,
世界中の生物について5-56年間にわたる調査から体の大きさについて解析したという論文で、種の組成変化が主な要因となって全体としては縮小傾向にある、という内容でした。特に海中の体の大きな個体が減少傾向にあるということで自然保護や漁業における資源管理などのこれからの課題に関わってくるデータだなと感じました。

Surabhi R. Madhvapathy et al.,
腎臓移植をした際の臓器不全を感知することを目的とした、腎臓に直接とりつける温度センサーを開発したという論文で、実際にマウスで動かし急性拒絶反応を検知することができたという内容でした。リアルタイムで監視することができ、いち早く異常を感知できるということで、すぐにも実医療に応用されそうなものだなと感じました。

PNAS 福嶋さん vol. 120 #31,32
Jason C. K. Chan.,
オンラインにおける試験が生徒の評価を正しくできるかを調べるという目的で、オンラインの試験と試験会場における試験の結果を比較したという論文で、正の相関関係がみられたためオンラインでも正しく評価を下せるだろうということでした。コロナ禍によって自然に実験のサンプルを集められたということで、偶然の事象をうまく活用しており柔軟性が高いなと思いました。

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