Nature 成田さん Nov.29, Nature Communications
3報の紹介でした。
Sofia Lovestam et al.,
タウタンパク質がアミロイド繊維を形成する過程の中間状態のサンプルを電子顕微鏡で構造解析したという内容でした。別の疾病を引き起こす構造変化も途中までは同じ中間状態を経ていくというのは面白く感じました。

Maria Dilia Palumbieri et al.,
S期の核においてトポイソメラーゼの機能が抑制された時に、核内のアクチンが複製フォークの進行を抑制していることを示唆する結果が得られたという論文でした。アクチンの核においての機能については初めて知り、興味深かったです。

Science 福嶋さん Vol.382, #6653,6655,6674
3冊から3報の紹介でした。
P.-A. LIBOUREL et al.,
ヒゲペンギンは1日に10000回ものマイクロスリープをすることで外敵に警戒しながら睡眠時間を確保しているという論文でした。作業中に数秒意識が飛んでしまうようなことは経験がありますが、それが外敵に備える機能だったとしたら面白いと思いました。また、ペンギンはそのマイクロスリープの積み重ねで合計11時間程度の睡眠時間を確保できるというのはすごいと思いました。

PNAS 別所さん Vol.120 #42,45
2冊から3報の紹介でした。
Sashary Ramos et al.,
ラマン分光によって細胞の場所ごとに水和している水の量をイメージングすることができたという論文でした。水分は多くの細胞内の反応に関わることから、分野によっては効果的なイメージング手法であるのではないかと感じました。

Hiromi Imamura et al.,
サンゴのGFPを赤色蛍光タンパク質RFPに変換することに成功したという論文でした。変異導入によって違う色の蛍光を持つような構造を作らせることができるというのは興味深く感じました。

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