Nature 和泉さん
3誌から3報の紹介でした。
Nerea Abrego et al.
空気中の胞子を集め、DNA量の季節性がGlobalにあるということを言った論文でした。もう少しサンプル数を増やすと、人口や空気の汚染度などを加味した解析まで踏み込めるかなと思いました。
Blanka Roje et al.
腸内細菌層と発ガン性の関係性についての論文でした。腸内細菌の代謝のせいで発ガン性物質が生産されてしまうのですね、悲しい。発ガン性物質を分解する腸内細菌は居ない、少なくとも腫瘍の増殖を抑えられるほどの力は無いのですね。あと、タバコはよくない、禁煙したくなります。

Science 曽根さん
3誌から3報の紹介でした。
Min Chen st al.
ケタミンの抗うつ作用の原理を解析した論文でした。電流量以外の判断法(血圧、体温、行動など)が発展すると、ヒトにも応用できそうですね。近年、精神疾患患者数が増加傾向にありますので、今後の進展に期待します。

PNAS 小嶋さん
3誌から5報の紹介でした。
Songsong Tang et al.
E. coli由来のDDSシステムについての論文でした。Cellを原料としたvesicleは強度が高い事については認知していましたが、DDSへの応用については知りませんでした。強度に加えて、自発的な移動能力を持っている点も、DDSとしてはアドバンテージがあると感じます。しかし細胞内へ取り込まれる仕組みや、内包物の放出様式は不明とのこと、E. coli由来のvesicleゆえのブラックボックス部分かと思います。ここについては、今後の研究進展を期待します。
Antonio C. Costa et al.
線虫の行動をトラッキング、形態を解析し、行動予測をした論文でした。特に、形態を保持する時間で次の行動が変わるという点が興味深かったです。どういう理由で、形態を取るのか、保持するのかが気になりました。また解析した線虫の個体数のも気になります。(多そう)

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