Mart Reimund et al., Zachary et al.
リポプロテインの構造決定の論文で、1報目は実験的なアプローチ、2報目は計算的なアプローチでした。
高分子量のタンパク質でも、AFとMDの組み合わせで実験結果に似た構造に迫れるようですね。
もし共謀していなければ、かなり信頼できるデータなのかと思います。
Science 横澤さん
2誌から3報の紹介でした。
Matthew H. Doran et al.
鞭毛の二重チューブリンについての論文で、クライオ電顕による構造決定と、遺伝的解析などによるアプローチがされていました。
ダイニンがつくための足場ODA-DCと、チューブリン構造同士をつなぐMIPが、構造的に重要なようです。
他に、ノックアウト個体の遊泳実験も行っており、疫学に大きく寄与するようです。
PNAS 和泉さん
2誌から3報の紹介でした。
Mengsha Gong et al.
ミズクラゲの形状保持についての論文でした。
個体をバラバラに切断しても、たいていの場合は円形に戻るようです。(円形に戻らない場合もあるようです。)
原理としては物理的な要因が大きいらしいですが、そもそもどうやって位置などを認識しているのかが気になりました。そもそも、生物学的な認識すら不要なのでしょうか。