2. ディフュージョンモデル(構造モデル)を用いて新規タンパク質の作製が行われてきた。ここでは、言語モデルを使用してCRISPR-Cas9のデータ238913個のCas9だけを集中的に学習させ、CRISPR-Cas9に似たタンパク質の合成を試みた。活性を持つCRISPR-Cas9が作れたらしい(すべてのタンパクを学習させた場合はあまりうまくいかなかった)。
水谷君 Science 6758, 6759
柔軟で二次構造を持たない不規則なタンパク質 (disordered region)を特異的に結合するタンパク質を開発する方法を作ったらしい。
別所さん PNAS Vol. 122, No. 38, 39
1. 鎖状のRNAワクチンがよく使われているが、今回は環状のRNAワクチンについての話。脂質とRNAの配合を、免疫効果が最大化するように、最適化したらしい。
2. ピアノの演奏者の心境、ニュアンスを、聴衆が受け取れるかの研究。
ピアノに光学センサーをつけ、鍵盤のたたき具合を定量化した。更に、聴衆に感想を聞き、鍵盤の叩き方と聴衆の感想に相関があるかを調べた(録音した音声のみで映像無しでの実験)。当たり前だが、ピアニストの方が、一般の人よりは認識できていた。