生命科学の研究は、生命現象を分子の精密構造や動的性質に基づいて理解する「構造生物学」の時代に入っています。名古屋大学の構造生物学研究の拠点となるべく、2007年に理学研究科に設置されたのが本センターです。本センターでは、構造生物学研究の主力であるX線構造解析、核磁気共鳴(NMR)、クライオ電子顕微鏡観察等の研究に必要な世界最高水準の機器とノウハウを提供します。これらの手法を使いこなすための講習や、センターの関係研究者との共同研究推進もお手伝い致します。構造生物学研究推進のために、共用としているラボのスペースや機器を利用していただくこともできます。多くの研究者の方々や学生の皆さんに本センターを利用していただき、生命科学の研究を大きく発展させていただければと考えています。
構造生物学研究センター長
本間 道夫