1998年度「べん毛研究交流会」開催のご挨拶

拝啓 皆様方におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、遅ればせながらべん毛交流会のプログラムと名簿が完成致しましたので、拝送致します。発表は一人20分の持ち時間で15分以内の発表の後、残りの時間を質疑応答にあてたいと思います。時間的な制約もありますので、発表ではなるべく研究の問題点が浮き彫りになるようにお話下さい。スライド、OHPはこちらで用意致します。スライドを利用なさる方は、各セッションの始まる前に、トレーにスライドをセットして、係りまでお渡し下さい。
会場へのアクセスは、以下の文書及びべん毛交流会のホームページ(http://133.6.129.9/bunshi4/flameet.html)をご参照下されば幸いです。開催1週間以内に宿泊をキャンセルされた場合には、キャンセル料をお支払いいただかなくてはならない旨、ご了承下さい。
なお、お忙しいところ恐縮ではありますが、本メール末にあります、レジャーのお誘いについてのご返答を、至急、相沢(連絡先は下記の通り)までご連絡下さいますよう重ねてお願い申し上げます。

その他、不明な点がございましたら、お手数ですが事務局西岡までご連絡下さい。

1999年3月5日 相沢 慎一

1998年度「べん毛交流会」プログラム

日時 1999年(平成11年)3月18日(木)〜19日(金)
会場 那須ビューホテル
住所 〒325-0395 栃木県那須郡那須町湯本212
TEL 0287-76-1111

※交流会の参加費は交通費、レジャー参加費を除き、お一人様12,000円となっております。
なお、ホテルへの連泊を希望なさる方は、相沢先生までご連絡下さい。

発 表:一人30分(20分発表・質疑応答10分)
ショートスピーチ:15分(10分発表・質疑応答5分)
発表形式:原則的に液晶プロジェクター(power pointでの発表)
※OHPの利用希望があれば、事前にお知らせ下さい

いつものように、基本的には一人30分の持ち時間で、20分を発表に、残りを質疑にあてたいと思います。20分の発表ではなるべく研究の問題点が浮き彫りになるように(つまり、討論の題材となるような研究の問題点が明確になるように)して下さい。イントロも恒例のことではありますが、どの参加者も意見を交換できるように、少し意識して分かりやすく、丁寧にお願いします。特に時間をとって議論したい話題については、総合討論の時間をもうけるなどして対処したいと思います。また、10分発表・5分質疑のショートスピーチをもうけて、ちょっと聞いてもらいたいというような発表も取り入れたいと思います。とりあえず、以下のようなスケジュールを考えています。各研究グループから少なくとも1人には話していただく予定です。参加申込用紙の備考欄に発表の形式(ロング・ショート)と発表する場合の優先順位をご記入下さい。最終的な人選は、当方にて行いますが、特に強く発表を希望なさるトピックがある場合は、その旨を前もってお知らせ下さい。なお、講演希望者の人数により、スケジュールの変更をすることもあります点、どうぞご了承とご協力お願い致します。

連絡先 名古屋大学大学院理学研究科 生命理学専攻 西岡典子
住所 〒464-8602 名古屋市千種区不老町
電話 052-789-2993
FAX 052-789-3001
e-mail i45407a@cc.nagoya-u.ac.jp

1998年度プログラム

3月18日(木)15:00〜18:00
Session 1- べん毛と病原性
相沢 慎一
(帝京大学理工学部)
「バクテリアの尻尾と毒針」
玉野 孝一 (東大医科研笹川研) 「赤痢菌の病原性分泌装置」
曵地 康史
(高知大学農学部生物資源科学科)
「植物病原細菌の病原性と過敏感反応誘導能」
吉山 裕規
(山口大学医学部微生物学教室)
H. pyloriの細胞内尿素と走化性」
Session 2- べん毛遺伝子の制御
久堀 智子 (国立遺伝学研究所) 「枯草菌胞子形成遺伝子によるべん毛遺伝子発現制御」
荒川英二 (国立感染症研究所) 「赤痢菌における病原性遺伝子群の発現制御」
Session 3- べん毛タンパク質
山口 滋 (明治大学商学部) 「サルモネラ菌fliE、flhB突然変異のサプレッサー突然変異」
小松 ひとみ (ERATO) 「高粘度培地中でべん毛の抜けるfliF変異体、SJW3060から得られたリバータン トの解析」
大西 浩平
(海洋バイオテクノロジー研究所)
「フラジェリンのペプチドシャフリングへの利用」
西山 宗一郎 (University of Utah) 「大腸菌走化性タンパク質CheA 〜リン酸化ドメインP1のシグナルミュータント の解析」
3月19日(金)9:00-11:30
Session 3- べん毛運動
本間 道夫
(名古屋大学理学部分子生物)
「ナトリウム駆動べん毛モーター蛋白質PomA変異によるスロー運動体の解析」
工藤 成史
(桐蔭横浜大学工学部システム工学)
「高粘度溶液中でバクテリアが速く泳ぐ理由」
後藤 知伸
(鳥取大学工学部機械工学)
「BEMによる細菌運動の流体力学的解析」
中野 隆 (東京工業大学工学部) 「トポロジーから見たべん毛モーター」
Session 4- べん毛の構造
難波 啓一 (ERATO) 「べん毛構造と機能解析への戦略」
片山 栄作
(東京大学医科学研究所)
「急速凍結フリーズレプリカ法で蛋白質サブドメイン構造を探る」
馬場 則男
(工学院大工学部電気工学科)
「新しい電子線CT再構成法による3次元画像復元」