Colloquim 2008

発表者・論文・概要
1月21日 本間 道夫

Snyder LA ,et al(2009)
Pallen MJ & Matzke NJ (2006)
Liu R & Ochman H (2007)

細菌べん毛の起源:細菌べん毛を構成するタンパク質は約50個ほどあるが、F型ATPaseのβサブユニット、Mg2+ トランスポーター(MgtE)、タイプIII型分泌装置、外膜輸送に関与したTol-Pal系、などと相同性をもつことが明らかになった。それら類似性と細菌がどのようにべん毛を獲得したかを考えたい。
1月14日 小川 遼

Schwarzew D ,et al(2003)
Frueh DP,et al (2008)
Koglin A,et al (2008)

非リボソームペプチド合成系で働くチオエステル分解酵素は結構動くらしいよ!:NMRでの構造解析によって反応過程が明らかになってきた。
12月10日 岡田 亜希子

Masuda S & Bauer CE(2002)
Moskvin OV,et al (2007)

Rhodobacter sphaeroidesの光と酸素のセンサー:AppAというタンパク質がその役割を担っている。
11月26日 野々山 菜摘

Lambert C ,et al(2006)
Evans KJ,et al (2007)

バクテリアを食べるバクテリア Bdellovibrio bacteriovorus べん毛と繊毛の侵入への役割
11月19日 高橋 知嘉

Jiang F ,et al(2000)
Khalifat N,et al (2008)

cardiolipinとmitochondria:膜の変形にカルジオリピンが関与しているかも
11月12日 湯浅 義雄

Iwamoto M ,et al(2006)
Shimizu H,et al (2008)

Potassiumu channel KcsAのイオン透過構造における構造変化について
11月5日 鈴木 大介

Shimizu-Ibuka A ,et al(2006)
Kurimoto E,et al (2007)
Kant R (2005)

ずいぶんクルクルまわったけど何とかなりました:甘くて味覚修飾能をもつタンパク質 クルクリンの三次元構造が分かりました。しかし、分からないこともまだ多いです。
10月29日 小池 雅文

Eichenmuller B ,et al(2003)
Kickhoefer VA,et al (2005)
Berger W, et al(2008)

細胞内に存在する巨大分子カプセル"Vault"ーその機能とナノテクへの応用について紹介ー
10月22日 寺島 浩行

Cash HL ,et al(2006)
Brandl K,et al (2008)
Backhed F, et al(2005)

ペプチドグリカンに結合するC-type lectin Reg?γ〜殺菌されるグラム陽性菌〜抗生物質が腸内フローラを排除し、自然免疫が低下したとき、耐性菌が牙を剥く!?LPSの投与による自然免疫の活性化とReg?γの発現、そして新規治療法の可能性が・・・
10月15日 檜作 洋平

Pukatzki S ,et al(2007)
Mougous JD,et al (2007)
Bingle LE, et al(2008)

What is the T6SS?-新しいタイプの輸送システムの因子が段々とわかってきた-分泌システムも複雑になって一層面白くなってきたようだ。しかし理解するのは大変。
10月8日 滝口 陽子

Koga Y & Morii H(2005)
Mathai JC,et al (2001)

「古細菌の脂質」:ジエチルエーテル型やテトラエーテル型脂質を含み大腸菌などの脂質とは非常に異なる
10月1日 北島 智美

Chaban B ,et al(2007)
Streif S,et al (2008)

古細菌のべん毛モーターはATPで動く?
9月10日 吉住 玲

Swem LR ,et al(2008)
Hughes DT,et al (2008)

Cell-to-cell communication in bacteria:Vibrio harveyiのQuorum-sensing
7月16日 須藤 雄気

Imaizumi T,et al(2005)
Sawa M,et al (2007)

FT蛋白質が花成ホルモン(フロリゲン)であることがほぼ確定した。短日・長日植物の両方での成果であることから、人為的に花が咲く時期を変えることが可能になった。今回のコロキウムでは、シロイヌナズナでこのFT蛋白質の発現に関わっている蛋白質、青色光受容体:FKF1の話を紹介する。
7月9日 本間 道夫

Kearns DB ,et al(2005)
Blair KM,et al (2008)
Chu F (2008)

枯草菌のバイオフィルム形成遺伝子発現によるべん毛モーター回転阻害:バイオフィルムは、細胞外基質に包まれた付着細菌の多細胞集合体であり、薬剤耐性菌の発生源として医学的に重要である。バイオフィルム基質の生合成に必要なオペロンのEpsE遺伝子が、クラッチのような機構でモーター構成タンパク質のFliG作用して、べん毛の回転を阻害することを示した。
6月25日 滝口 金吾

Osawa M , et al(2008)
Hanczyc MM,et al (2007)

Behaviors of lipid droplets:lipid droplets are not liposomes.
6月11日 小嶋 誠司

Goemaere EL ,et al(2007)
Parsons LM,et al (2008)

MotBの仲間、TolRの機能と構造
6月4日 岡田 亜希子野々山 菜摘高橋 知嘉

 岡田:Swartz TE,et al(2007)
野々山:Cohen-Ben-Lulu GN ,et al (2008)
 高橋:Mally M, et al (2007)

 岡田:フォトトロピンによる光受容:ブルセラ菌と光 野々山:フマル酸のFRDを介したバクテリアのべん毛モーターのスイッチの促進 高橋:メリチン濃度の違いによる膜への影響の変化とTranslocation
5月28日 大野 真佐恵

Zimmermann TS ,et al(2006)
Jeffs LB,et al (2005)
de Fougerolles A, et al (2007)

リポソームを用いたsiRNAの動物への応用:APOBの発現とサルでおさえることができた?
5月21日 柴田 巡

Jensen SO ,et al(2005)
Osawa M,et al (2008)
Shiomi D & Margolin W (2008)

アクチンホモログであるFtsAとチューブリンホモログであるFtsZによるリング構造の形成と膜のしぼり込み
4月30日 小川 遼 Ton-That H,et al(2004)
Kang HJ ,et al (2007)
放射線を食べるカビ?〜カビと放射線とメラニンの話〜メラニンを持ったカビに放射線を当てると生育が良くなる。メラニンは電子伝達線にも関与しているかも。
4月22日 湯浅 義雄 Miyata M &Petersen JD(2004)
Uenoyama A &Miyata M (2005)
Miyata M (2008)
Mycoplasma mobileの滑走メカニズム:フリーズ・フラクチャー電子顕微鏡でMycoplasma mobileにspike状の構造物があるのを発見して Mycoplasma mobileのTritonXでGhostsにATPを加えることで、生きている細胞と同じ速度で運動させることに成功化し、そして運動のモデルを立てました。
4月16日 鈴木 大介

Caterina MJ,et al(1997)
Caterina MJ ,et al (2000)
Polina V.Lishko ,et al (2007)

〜痛みと上手につきあう為に〜熱、カプサイシン受容体であるCa2+を通すTRP(VR)チャネルのクローン化から機能解析について
4月9日 小池 雅文 Cohen EA,et al(1988)
Neil SJ,et al (2008)
「ウイルスを繋ぎ止める鎖」HIV-1ウイルスに対するヒト細胞の抗ウイルス活性
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