Colloquim 2010

発表者・論文・概要

2月23日

Li, Na

Hurley J.H. & Hanson P.I. (2010)
Hanson P.I., et al., (2008)
Wollert T. & Hurley J.H., (2010)

Membrane budding and scission by the ESCRTs. :ジャイアントベシクルを用いた試験管内での膜出牙の観察から、ESCRT複合体の役割を解明した最新の結果の紹介をしました。

1月26日

鈴木 大介

Rothemund, P.W. (2010)
Sanderson, K. (2010)
Gu, H. et al (2008)

DNAを素材とした分子機械。相補鎖をうまく組み合わせることにより自由な形のナノ構造体を作ることを可能にした。べん毛のタンパク質などと組みあわせると面白いものができるかも知れません。

1月19日

小池 雅文

Daniel B. Kearns (2010)
Kaito, C. & Sekimizu, K., (2007)
Murray, T.S. & Kazmierczak, B. (2008)

第五の細菌運動?「Sliding Motility]:運動の仕組みがよくわかりません。

1月12日

入枝 泰樹 

Nielsen, L.P., et al (2010)
El-Naggar, M.Y., et al (2010)

細菌の持つ「ナノワイヤー」:工業的な応用は、果たして可能なのでしょうか?

12月22日

高橋 知嘉 

Lindsay, J., et al (2010)
Gavathiotis, E., et al (2008)
Lovell, J.F., et al (2008)

BAX:アポトーシスを起こすときにミトコンドリアに穴をあけるに重要なタンパク質の構造と生化学。

12月15日

野々山菜摘 

Ishino, Y., et al (1987)
Barraangou, R, et al (2007)
Garneau, J.E., et al (2010)

CRISPR(Clustered Regulary Interspaced Short Palindromic Repeats) interference: RNAiに似たバクテリアの免疫機構。一番最初は、現在、九州大学にいる石野良純先生が、大阪大学時代にphoの研究の中で見つけたもののようです。当時は、なんだか全くわからなかったようですが、バクテリアにもまだまだおもしろい現象が沢山ありますね。
12月8日 小林 詩織  Brown, PN, et al (2002)
Lee, LK, et al (2010)
FliG全長構造から予想されるスイッチングのモデル:ついにFliGの全長の結晶構造が発表されました。以前に解かれている構造との比較から、大きな構造変化が予想され、その構造変化と方向転換を結びつけるモデルが提案されました。
12月1日 岸 孝亮 Bange G, et al (2010)
Saijyo-Hamano Y, et al (2010)
べん毛構築におけるFlhAの役割:FlhAのN末端細胞質領域の3次元構造を参考に機能を調べた。
11月17日 森本 和加子 Fang X & Gomelsky M (2010)
Boehm A, et al (2010)
Armitage JP & Berry RM (2010)
E.coliの運動を抑制するYcgRの動きについて:YcgRがFliGと相互作用して方向を個定するという論文と、MotAと相互作用して運動を止めるという論文の紹介です。どちらが正しいのでしょう。

11月10日 竹川 宜弘 Diepold A, et al(2010)
Cornelis GR (2006)
Type? secretion injectisomeの集合:これまでの外膜リングが先に形成されるというべん毛の基部体形成モデルとは異なっている。
10月27日 滝口 陽子 Burdette DL, et al(2008)
Yarbrough ML, et al (2009)
Broberg CA, et al (2010)
Vibrio parahaemolyticusのtypeIII分泌系で放出されるエフェクターの機能:ビブリオ菌はtypeIII分泌系を2つ持つが、T3SS1から分泌されるエフェクターが細胞死を起こす。そのエフェクターはオートファジーを誘起したり、新しいタンパク質AMP化を起こしたり、またフォスファターゼ機能を持ちPI(4,5)P2の脱リン酸化をすることが分かった。
10月20日 須藤 雄気 Boyden ES,et al(2005)
Kramer RH, et al (2009)
Optogenetics(光遺伝学)-New tools for neuroscientists-:チャネルロドプシンの発見と神経科学への応用
10月13日 吉住 玲 Driessen AJ,et al(2008)
Janda CY, et al (2010)
膜タンパク質の膜挿入機構:SRP54の結晶構造解析
9月29日 滝口 金吾 Sadler JE. (1998)
Dumas JJ, et al (2004)
Kim J, et al (2010)
VWF A1 domainと血小板glycoprotein Id αsubunit間の結合の力学的特性:血流を本当にこの力学特性により感知しているのだろうか?
9月8日 本間 道夫 Nakamura T, et al (1998)
Su J, et al (2009)
Corratge-Faillie C, et al (2010)
細菌のカリウムイオンの輸送系について:べん毛系とTrkH遺伝子が関与している可能性から、勉強し始めたのですが、複雑で大変でした。現在わかっている状況のまとめになればと思います。
7月14日 小嶋 誠司 Goley ED, et al (2010)
Poggio S, et al (2010)
Moll A, et al (2010)
Caulobacterにおいて細胞分裂時にペプチドグリカン層の再構成に関与する因子DipM
7月7日 寺内 尭史 Whiteley M, et al (1999)
Siehnel R, et al (2010)
Willams P & Camara M, et al (2009)
Pseudomonas aeruginosaのquorum-sensing:特に最近同定された新しい制御因子
6月23日 割石 学 Raffaele S,et al(2009)
Lefebvre B, et al (2010)
植物と微生物(ウィルス)の感染に関わるタンパク質:細胞質膜とプラズモデスマータに局在し、virusの侵入拡大を防ぎ、共生の受容体と相互作用し、根粒菌の細胞内放出を制御し、お米に病原菌を感染させたときに発現量が上がるタンパク質であるRemorin
6月15日 小林 詩織 A.E.Wasby(1980)
Bolhuis H, et al (2006)
新しいロドプシンタンパク質をもつ四角い古細菌の紹介
森本 和加子 Pratt JT, et al (2007)
Armitage HP & Berry RM(2010)
Vibrio choleraeにおけるPilZドメインタンパクとc-di-GMPによる様々な制御について
6月9日 岸 孝亮 Stone CB, et al (2010)
Cornelis GR (2006)
Chlamydia pneumoniaeにおけるべん毛タンパクと思われるFlhA,FliI,FliFホモログの相互作用解析を調べる。
竹川 宜宏 Koerdt A, et al (2009)
Paulick A,et al (2009)
Shewanella oneidensis MR-1のべん毛におけるMotX,MotYの機能
6月2日 野々山 菜摘 Kerfeld CA, et al (2005)
Tanaka S, et al (2008)
Pena, et al (2010)
バクテリアのオルガネラ:microcompartments
5月25日 高橋 知嘉 Wong PT, et al (2009)
Morita M, et al (2010)
Roychaudhuri R, et al (2009)
アルツハイマー型認知症に関わるアミロイドBの膜への作用:膜に作用して膜変形を引き起こすことを詳しく調べている。しかし、実際の病気への関係は不明らしい。
5月19日 李 娜 Leigh JA & Dodsworth JA (2007)
Yurgel SN & Kahn ML (2008)
Zhang Y, et al (2010)
Functional characterization of GlnD, a bifunctional Nitrogen Sensor Protein
5月12日 小池 雅文 Nelson SS, et al (2008)
Jarrell KF & McBride (2008)
Gliding motility of Flavobacterium johnsoniae : Glidingに必要な遺伝子が同定され、その中にABCトランスポーターが関与していことが分かっている。しかし、プロ トン駆動力(PMF)が運動には必須ということが示されている。ATPとPMFのどちらのエネ ルギー源も必要ということだろうか?菌体表面に、最近、足に対応すると思われる遺伝 子SprBが同定された。これが、歩く(動く)ための運動蛋白質なのであろうか?
4月28日 鈴木 大介 Chaparro AP, et al (2010)
Moisi M, et al (2009)
Martinez-Wilson HF, et al (2008)
コレラ菌の環境認識と病原性:鈴木の独断で2008年以降の論文で面白そう(重要)なものをやってみました
4月21日 寺島 浩行 Yang YD, et al (2008)
Huang F, et al (2009)
Galietta LJ (2009)
Ca2+-acivated chloride channelの同定と機能:TMEM16ファミリーに属する8回膜貫通タンパク質がクローン化された。分泌細胞のApical部位に局在、消化器官の筋肉運動制御することなどが分かった。
 4月14日  入枝 泰樹 Yamaguchi Y, et al (2006)
Yamaguchi Y, et al (2008)
Takatsu Y & Kamio Y(2004) 
 ポリアミン結合型細胞壁をもつ細菌Selenominas ruminantiumの真核生物型ポリアミン合成制御機構
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