Colloquim 2011
日 | 発表者・論文・概要 | 2月1日 | Shiwei Zhu |
---|---|---|
Cyclic-di-GMP signaling and output in bacteria: |
||
1月25日 | 小嶋 誠司 | Ressl S, et al (2009) |
Osmosensor/Osmoregulator BetP:機能・構造・活性制御・イオン認識 |
||
1月11日 | 本間 道夫 | Kelley WL, et al (1997) |
salmonella DnaJ様タンパク質の機能: |
||
11月30日 | 小林 詩織 | Lee CA, et al (2000) |
salmonella typhimuriumのエフェクタータンパク質SipAの機能解析とプロセシングのメカニズム: |
||
11月16日 | 岸 孝亮 | Langklotz S, et al (2011) |
リポ多糖とそれに関わるタンパク質LpxC:必須Zn依存細菌リピドA合成脱アセチラーゼの制御とその役割り |
||
11月9日 | 竹川 宣宏 | Streif S, et al (2008) |
古細菌べん毛(archaeal flagellum)についての種々雑多な話: |
||
11月2日 | 西垣 岳彦 | Clarke DJ, et al (1996) |
DnaJ-like protein DjlAの機能: |
||
10月26日 | 大羽 哲也 | Joanna D. Thomas, et al (2001) |
タイプII型タンパク質分泌経路Tat系の機能: |
||
10月19日 | 米田 拓郎 | Hisami Yamada, et al (1990) |
ヒストン様タンパク質H-NS(Histone-like Nucleoid Structuring protein: H-NSとは約15.5kDaで、原核生物の核様体(nucleoid)を構成するタンパク質の1つである。ホモダイマーを形成し、さらにこれがDNA上でオリゴマーを形成する。dsDNAだけでなく、ssDNAやRNAにも結合するが、アフェニティーは低い。ある種のプロモーターあるいはプロモーターの上流の領域に結合して転写を抑制する。N端側はダイマー・オリゴマー形成に、C端側はDNAとの結合に必要であると考えられている。またH-NSはhdfr(H-NS Dependent flhDC Repressor)の発現を抑制しており、Δhns株ではべん毛が形成されず、Δhns/pflhDC株ではべん毛が形成されるものの非常に低い運動能を示す。そしてH-NSはFliGと結合することが知られており、H-NSがべん毛遺伝子の発現だけでなく、FliGとの結合によってべん毛モーターの機能を調節しているものだと推察される。):@H-NSは湾曲DNAに優先的に結合する・高温では湾曲構造は解消される。AH-NSのDNAとの結合能は温度やイオン強度によって変化する。BH-NSはFliGと結合し、MotA-FliG間の相互作用を強化する。 |
||
10月12日 | 割石 学 | Lee AK, et al (2000) |
2成分制御系(Two Component Systems)で制御される細菌の病原性:2成分系のSSr-SSrBシステムがサルモネラ菌の病原性アイランドの遺伝子発現制御を行う |
||
10月5日 | 郷原 瑞樹 | Kainosho M, et al (2006) |
NMRを用いた実験:@SAILタンパクについて A巨大分子のNMR測定 B溶液NMRを用いたべん毛のスイッチ複合体の相互作用実験 CNMRで生きた細胞中のタンパクをみる | ||
9月28日 | 寺内 尭史 | Kim SY, et al (2006) |
MreBのお話:大腸菌においてMreBが細胞の形態維持に重要である。MreBはアクチンのように重合してフィラメントを形成して動くらしい。そして、MreBは細胞骨格じゃなくてペプチドグリカン合成の運搬装置兼足場であることを示している。 | ||
7月13日 | Zhu, Shiwei | Phillip B, et al (2010) |
SecB, an ammazing protein: SecB is a molecular chaperon, first it binds to newly synthesized preproteins in nonspecific manner, then deliver preprotein via specific interaction with SecA. | ||
7月6日 | Li, Na | Baruch K, et al (2011) |
The function of type III efector protease NleB, NleE, NleC, and NleD from enteropathogenic and enterohaemorrhagic E. coli to modulate the inflammation and apoptosis processes. | ||
6月29日 | 須藤 雄気 | |
超高速分光法によるレチナール化学反応の検出:目の光異性化におけるコニカルインターセクションの実測が可能となる。 | ||
6月22日 | 小嶋 誠司 | Szymanski CM, et al (1999) |
Campylobacter属の細菌にN結合型糖鎖修飾が存在する。その細菌由来の糖転移酵素の結晶構造から明らかになったN結合型糖鎖転移機構。 | ||
6月15日 | 本間 道夫 | Barker, C.S., et al (2010) Erhardt, M. & Hughes, K. T. (2010) |
Type III分泌装置についての最近の論文を集めてみました。特に、FlhA, FlhB, FliO, FliP, FliQ, FliRのべん毛分泌系の膜蛋白質についての研究を紹介。 | ||
6月6日 | 大羽 哲也 | Kojima & Blair (2004) Kojima & Blair (2006) |
大腸菌モータータンパク質の精製と構造変換:小嶋先生の論文を紹介 | ||
西垣 岳彦 | Balaban, M,, et al., (2009) |
|
C. JejuniのFlhFのGTPase活性とべん毛遺伝子制御と生合成についての論文の紹介 | ||
米田 拓郎 | Beyhan, LX, et al., (2010) | |
V. chorelaeの運動能とバイオフィルム形成に関与するホスホジエステラーゼの論文紹介 | ||
6月1日 | 小林 詩織 | Guizzetti, J. et al (2011) Raiborg C, & Stenmark H. (2011) |
ミッドボディ:動物細胞の分裂の切り離しにESCRT-IIIが関与していることが明らかになってきた。 | ||
5月25日 |
岸 孝亮 | Armstrong CM & Gold berg DE, (2007) |
destabilization domainを利用してタンパク質発現を制御することで、Plasmodium falciparum(マラリア)のタンパク質機能を解析した論文の紹介。 |
||
5月18日 |
竹川 宣宏 | Kleba B, et al.,(2010) |
アクチン重合(Actin comet tail)によるバクテリアの運動:Arp2/3タイプではないFormin様Sca2によるリケッチアの運動機構。 |
||
5月11日 |
割石 学 | Scudiero O., et al., (2010) |
抗菌ペプチド(Defensin):動物が作る抗菌ペプチドでいろいろな細菌に対して殺菌効果がある。Defensinをとりあげ、その抗菌活性の作用ドメインの解析とDefensinの持つジスルフィド結合の活性に対する影響が調べられた論文がメインに紹介された。 |
||
4月20日 |
郷原 瑞樹 | Akiyama, Y., et al., (1996) |
膜タンパク質の一生-臨終編-:FtsHプロテアーゼの分解についての論文紹介です。檜作さんがポスドクをしている京都大学研究室の仕事の紹介でした。 |
||
4月13日 |
寺内 尭史 | Parsot, C (2009) |
Shigella flaexneriのT3SSの分泌活性化メカニズム:細菌が酸素の濃度でその局所環境を感知して、エフェクターの分泌を制御するという研究の紹介。 |