Colloquim 2014

発表者・論文・概要
2月4日 Kumar Ananthanarayanan

Craig L, et al (2008)
Craig L, et al (2006)
Helaine S, et al (2007)

タイプWピリの構造と機能

12月17日 尾上 靖宏

Holz C, et al (2010)
Marathe R, et al (2013)

Neisseria gonorrhoeae(淋菌)のtwitching motilityについての最近の話題ー繊毛の2次元綱引き

12月10日 小嶋 誠司

Tao M, et al (2008)
Steuber J1, et al (2014)

コレラ菌の呼吸鎖に共役したNa+ポンプ(Na-NQR)の結晶構造

12月3日 北山 陽子

Temmerman L, et al (2011)
Olmedo M, et al (2012)

線虫の概日リズムについて:ショウジョウバエと異なったシステムがあるのかも知れない

11月26日 本間 道夫

Toyoshima C, et al (2013)
Olmedo M, et al (2014)
Wang K, et al (2014)

赤痢菌由来の亜鉛輸送P型ATPaseの結晶構造解析から得られた研究結果と胃のプロトン輸送P型ATPaseの二次元結晶の電子顕微鏡による構造解析から得られた結果を紹介する。最も研究の進んでいるカルシュウム輸送P型ATPase(SERCA)の輸送メカニズムと本質的には同様である。

11月12日 櫂 秀珍

Beppu K, et al (2014)
Allen NJ, et al (2009)

脳におけるグリア細胞の役割:
@グリア内が酸性になることから引き起こされる脳虚血。光を使って細胞内をアルカリ化することで、脳のダメージを抑えることができた。
A今までの研究は神経細胞がメインだったが、グリア細胞はもう脇役ではない。

11月5日 錦野 達郎

Giritch A, et al (2006)
Zeitlin L, et al (2011)
Olinger GG Jr, et al (2012)

植物で産生させたEbola Virus治療薬モノクローナル抗体:
@2種類のウィルスベクターを用いて植物中でIgGが高収量で得られた
Aエボラウィルスの動物由来抗体と植物由来抗体で機能を比較した
Bエボラウィルスの植物由来抗体を感染させたアカゲザルに打ち生存率を確認した

10月29日 平田 ひかる

Schniederberend M, et al (2013)
Balaban M, et al (2009)
Balaban M, et al (2007)

種によって異なるFlhFの機能

10月22日 山口 絵里花

Woods K, et al (2013)
Rotureau B, et al (2014)
Langousis G, et al (2014)

睡眠病の病原体Trypanosoma bruceiの細胞体-鞭毛接着メカニズム:
@鞭毛接着に関わる新たな因子FLA3の同定
AFAZ(Flagella Attachment Zone)における鞭毛接着のメカニズムについて
BMotility and more:the flagellum of Trypanosoma brucei.

10月15日 Kumar Ananthanarayanan

Wolf J, et al (2014)
Uchida N, et al (2004)
Wolf J, et al (2014)

PANorama!!:Pan2とPan3がmRNA発現制御に関与する分子機構

10月8日 竹川 宜宏

Dong H, et al (2010)
Qiao S, et al (2011)

リポ多糖が外膜に送り込まれるしくみ(LptD/LptE complexの結晶構造)
@LptD/LptE complexの結晶構造
ALptD/LptE complexの結晶構造

10月1日 西野 優紀

Chae PS, et al (2010)
Matar-Merheb R, et al (2011)
Moraes I, et al (2014)

膜タンパク質の可溶化に用いる界面活性剤の新規開発について
@Neopentyl glycol系の新規界面活性剤の開発
A構造を基盤とした新規界面活性剤の開発
B膜タンパク質の結晶化を目標とした界面活性剤の選択やシンクロトロンについての総説

9月10日 堀田 秀麿

Raeder RH, et al (2000)
Ikebe T, et al (2010)
Matsumura T, et al (2012)

劇症型溶血性レンサ球菌感染症:
@IL-12に産生誘導されるIFN-γがA群レンサ球菌の経皮感染に対する防御として重要
ASTSSを引き起こすA群レンサ球菌の遺伝子変異について分かった事
BIFN-γを産生する未熟な骨髄系細胞はA群レンサ球菌感染症に対する防御を与える

7月16日 小野 宏樹

Hickman JW, et al (2008)
Baraquet C, et al (2013)

「べん毛」「バイオフィルム」関連遺伝子の転写制御を行うFlhGとc-di-GMP:
@FlhG(FleN)だけでなくc-di-GMPも、転写因子であるFleQの機能を阻害する
AFlhG(FleN)とc-di-GMPは、FleQのATPase活性を阻害する

7月9日 郷原 瑞樹

Zheng H, et al (2011)
Phillips R, et al (2009)

膜タンパク質と脂質の関係:
膜を形成する脂質とタンパク質機能の新しい役割

6月25日 Shiwe Zhu

Rust MJ, et al (2006)
Berk V, et al (2012)

STORM and Its Application:
Stochastic Optical Reconstruction Microscopy (STORM) 確率論的光学再構成顕微鏡は、photoswitchable蛍光プローブを適用して、ナノメートルスケールの数十のサンプル中の蛍光プローブの位置を正確に測定できる。この方法を紹介して、この技術を応用して、ナノメートルスケールの精度で、生きた細菌(コレラ菌)がバイオフィルムを形成している様子を、コレラ菌のマトリックスタンパク質(RbmA, RbmCや Bap1)をラベルして観察することにより可視化した。

6月11日 尾上 靖宏

Olovnikov I, et al (2013)
Swarts DC, et al (2014)
Vogel J. (2014)

細菌のアルゴノートによるRNA干渉についての最近の知見

6月4日 北山 陽子

Bhaya D. (2004)
Savakis P, et al (2012)

c-di-GMPは単細胞シアノバクテリアの走光性をCph2による光受容を経由してコントロールしている

5月28日 小嶋 誠司

Kumazaki K, et al (2011)
Samuelson JC, et al (2000)
Slotboom DJ, et al (2008)

YidCの結晶構造とSEC-MALLSによる分析

5月21日 本間 道夫

Schraidt O, et al (2011)
Bergeron JR, et al (2013)
Burkinshaw BJ, et al (2014)

べん毛とタイプIIIピリの基部体構造は非常に類似している。はじめは基部体構造の解析について圧倒的にべん毛が勝っていたが、現在は逆転している。べん毛基部体構成蛋白質FliFの構造解析を紹介して、これまでに行われたタイプIIIピリの基部体構造解析についてを概説する。

5月14日 太田 早紀

Gutu A, et al (2013)

SasA, CikAがKaiCリン酸化サイクルに含まれる時間情報をRpaAへ伝える:
二つの拮抗する時計調節ヒスチジンキナーゼが概日遺伝子発現の活性化を調節する

石飛 翔太

Bulathsinghala CM, et al (2013)
Cascales E, et al (2001)

ExbB細胞質ループの機能について
5月7日 櫂 秀珍

Guttenplan SB, et al (2013)

Bacillus subtilis周毛の細胞生物学
SwrA、FlhF、FlhGがべん毛形成における数と位置の決定に関与する事を示した

4月30日 錦野 達郎

Cowles KN, et al (2013)
Burrows LL (2013)

Pseudomonasでpiliとflagellaの極局在を制御する因子tonB3, pocA, pocB
@Pseudomonasの極鞭毛、ピリによる運動メカニズムはおそらくpoc complexによって制御される
A極認識の新しい道筋

4月23日 平田 ひかる

Radhakrishnan SK, et al (2008)
Jiang C, et al (2014)

stalkを形成する非対称な細胞分裂のメカニズムと進化
@細胞運命決定因子とリゾチウムホモログの動的相互作用がCaulobacter crescentusの非対称分裂サイクルを担う
A発達制御因子の取り込みによる細菌形態の連続的な進化

4月16日 山口 絵里花

Noda M, et al (2004)
Prosser GA, et al (2013)

結核菌Mycobacterium tuberculosisに対する抗生物質DCSにまつわるお話
@Dサイクロセリンを生合成する菌の自己耐性メカニズム
ADサイクロセリンのヒト型結核菌DDLに対する新たな阻害メカニズム

4月9日 西野 優紀

Bo¨rnke F, et al (2001)
Cha J, et al (2009)
Nam CH, et al (2014)

Sucrose isomeraseを持つ細菌の原因遺伝子の特定とそのクローニング、機能解析:
@Sucrose isomeraseの原因遺伝子の初特定
ApalIと構造の似た遺伝子siaseの発見とcharacterization
Bsiase遺伝子のPectobacteriumでの発見(pcsiと命名)

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